睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、呼吸が浅くなることで体の低酸素状態が発生し、ぐっすり眠ることができない病気です。
睡眠の質が下がるため、日中の眠気が強くなったり集中力が低下することで、仕事や生活に支障をきたすこともあります。
『ただの眠気』と思われがちですが良質な睡眠が得られないことで 居眠りによる事故を招く可能性もあります。
また、さまざまな合併症を引き起こすことがあり、放っておくと『高血圧』や『心臓循環障害』『脳循環障害』などに陥るといわれております。
診療内容
睡眠時無呼吸症候群の検査について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
当院では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を行っています。
このような症状はありませんか?
このような症状はありませんか?
- 大きなイビキをかく
- 睡眠中に呼吸停止がある
- 不眠がある
- 夜中に何度も目が覚める
- 睡眠中、体動が激しい
- 朝起きると頭痛がしたり口が渇く
- 昼間に眠気がある
- 居眠り運転を起こしそうになる
- 疲れが取れない
睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気をご存じですか?
睡眠時無呼吸症候群は万病のもと
※Nieto FJ,Young TB.Ling BK JAMA 200:283:1829-1836
※Mooe T,Rabben T.Wiklund U.Chest 1996:109:569-663
※Bassetti C,Aldrich MS.Sleep 1999:22:217-223
※Punjabi NM,Shahar E,Redline S.Am J Epidemiol 2004:160:521-530
※Mooe T,Rabben T.Wiklund U.Chest 1996:109:569-663
※Bassetti C,Aldrich MS.Sleep 1999:22:217-223
※Punjabi NM,Shahar E,Redline S.Am J Epidemiol 2004:160:521-530
代表的な合併症
- 高血圧
- 多血症
- 不整脈
- 虚血性心疾患
- 心不全
- 脳血管障害
- 糖尿病
- 肺高血圧症
- インポテンツ
検査から治療の流れ
検査について
簡易型検査(スクリーニング検査)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある患者さまに、最初に行う検査です。
携帯型装置を使い自宅にてスクリーニング検査行います。
睡眠中の呼吸状態や心拍数、酸素飽和度(SpO2)などを調べます。
なかには呼吸運動や体動、心電図など測定できる項目のある装置もあります。
簡易検査は自宅でできるのがメリットで、普段の睡眠に近いリラックスした状態で検査ができます。
1晩の検査で判断するのが難しいこともあるため 2~3晩測定することもあります。
携帯型装置を使い自宅にてスクリーニング検査行います。
睡眠中の呼吸状態や心拍数、酸素飽和度(SpO2)などを調べます。
なかには呼吸運動や体動、心電図など測定できる項目のある装置もあります。
簡易検査は自宅でできるのがメリットで、普段の睡眠に近いリラックスした状態で検査ができます。
1晩の検査で判断するのが難しいこともあるため 2~3晩測定することもあります。
CPAPでの治療
CPAP医療負担金額の目安
2024年(令和6年度)の診療報酬改定により
3割負担の方 | 2割負担の方 | 1割負担の方 | |
CPAP | 3,930円/月 | 2,620円/月 | 1,310円/月 |
---|
※別途、診察料が掛かります。
持続陽圧呼吸療法(CPAP)

装着したマスクにて空気を送り込むことにより、塞がっている気道を広げ呼吸が出来るように改善をします。
・閉塞型(OSAS)治療の第一選択
・使用することにより、いびき改善
・睡眠の質の改善
※CPAP療法は対症療法であり、根本的に直す治療ではありません。
・閉塞型(OSAS)治療の第一選択
・使用することにより、いびき改善
・睡眠の質の改善
※CPAP療法は対症療法であり、根本的に直す治療ではありません。
口腔内装置治療(OA)
睡眠呼吸障害、特に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の歯科における治療法として、口腔内装置と呼ばれるマウスピースを装着する方法があります。
一般的に口腔内装置はCPAP適応外の比較的軽症の睡眠時無呼吸症候群、あるいは何らかの理由でCPAPが装着できない症例に適用します。
口腔外科にてご相談下さい。
一般的に口腔内装置はCPAP適応外の比較的軽症の睡眠時無呼吸症候群、あるいは何らかの理由でCPAPが装着できない症例に適用します。
口腔外科にてご相談下さい。
手術による治療
小児の睡眠時無呼吸症候群の場合は、アデノイドや扁桃の肥大が原因であることが多く、手術が第一の選択になります。
また、成人の場合でも、気道閉塞の原因がアデノイドや扁桃の肥大であると明らかな場合や、他の治療方法では、うまく治療できなかった時などは、耳鼻咽喉科医による手術が必要となることがあります。
また、成人の場合でも、気道閉塞の原因がアデノイドや扁桃の肥大であると明らかな場合や、他の治療方法では、うまく治療できなかった時などは、耳鼻咽喉科医による手術が必要となることがあります。
生活習慣の改善
それぞれの治療と併せて、生活習慣を見直しをしましょう。
- 減量‥‥‥‥‥‥ 減量することで合併する病気や生活の質(QOL)の改善、心臓や血管の病気リスク低下などのメリットもあります。
- 禁酒‥‥‥‥‥‥ 飲酒によりSASが悪化することがあるため、禁酒が推奨されています。
- 禁煙‥‥‥‥‥‥ 喫煙によりSASが悪化することがあるため、禁煙が推奨されています。
- 睡眠中の体位‥‥仰向けで寝ると気道が塞がりやすく、横向きに寝ることで睡眠中の呼吸障害が軽減することがあります。